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電通が未払い残業代約23億円を支給!電通過労自殺を振り返る! 


こんにちは。
柳 双葉(やなぎ ふたば)です。
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高層ビル



2017年11月28日、大手広告会社の電通が未払いとなっている残業代の一部、23億6700万円を「勤務時間に関する一時金」として従業員に支給することがニュースで報じられました。

約23億円と聞くと莫大な金額のように思えるかもしれませんが、あくまでも2015年4月から2017年3月にかけてのわずか2年間分の支給金額です。

電通は、単体従業員数約6,800人、連結従業員数は約56,000人を有する自他ともに認める大企業。(2016年12月末時点、電通ウェブサイトより抜粋)

仮に、単体従業員すべてに2年間支払われていなかった未払い残業代を支払ったのだとして、一人頭平均で約35万円

電通過労自殺問題で自らの生涯に終止符を打った高橋まつりさんは、多い月で130時間以上もの時間外労働を強いられていたとのこと。

このすべてがサービス残業ではなかったとは思いますが、2年分の未払い残業代の支給額としては安すぎると言っても過言ではないと私は思います。

とはいえ、悲しくも高橋まつりさんの死により、世論が動き、政治家が動き出したからこその結果であることは間違いありません。

人の記憶というものは儚いもので、どれだけ世の中に衝撃を与えた出来事でも、時間の経過とともに色が失われていきます。

この悲しい事件を風化させてしまわないためにも、今回は電通過労自殺問題を振り返ってみたいと思います。

目次




電通過労自殺問題


(以下、Wikipediaより抜粋)

2015年(平成27年)12月25日、電通の新入社員の当時24歳の女性が電通の社員寮から飛び降りて自殺(過労自殺)した。この社員は2015年4月の入社後、デジタル・アカウント部に配属され、インターネット広告を担当していたが、本採用後の10月以降に仕事量が急増。遺族側弁護士の推計によると、1ヶ月の時間外労働は約130時間に達し、過労死ラインといわれる80時間を大幅に越えていた。電通は労使協定で決められた残業時間を越えないよう、勤務時間を過少申告するよう指示していたとみられる。社員個人のTwitterには過労だけでなく、パワーハラスメントやセクシャルハラスメントの被害を伺わせる書き込みがされていた。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E9%80%9A



過剰な時間外労働のみならず、上司によるセクハラやパワハラも高橋まつりさんを精神的に追い込む原因になっていたのですね。

高橋まつりさんは自ら尊い命を絶つ前、悲痛な叫びともとれるTweetをTwitterに繰り返し投稿していました。

以下で高橋まつりさんのTweetを抜粋して紹介します。

「休日返上で作った資料をボロくそに言われた もう体も心もズタボロだ」

「もう4時だ 体が震えるよ… しぬ もう無理そう。つかれた」

「土日も出勤しなければならないことがまた決定し、本気で死んでしまいたい」

「毎日次の日が来るのが怖くてねられない」

「はたらきたくない 1日の睡眠時間2時間はレベル高すぎる」

「男性上司から女子力がないと言われるの、笑いを取るためのいじりだとしても我慢の限界である」

「鬱だ」
引用:高橋まつりさんのTwitterより抜粋



高橋まつりさんの死と電通のその後


2015年12月25日、高橋まつりさんは24歳という若さで自らの命を絶ちます。

その後、高橋まつりさんの死は多くのメディアに取り上げられ、電通の過酷な勤務体系が浮き彫りになり、社会問題にまで発展しました。

そして、電通が法人として略式起訴をされる事態にまで発展します。

2017年に電通に罰金50万円の支払いを命じる有罪判決が下され、電通は控訴せず、判決は確定しました。

人の命を奪っているのにあまりにも軽すぎる判決だと世論から批判を受けたことは言うまでもありませんが、電通は事態を重く受け止め、2019年度までに総労働時間を2014年度と比較して2割削減した1800時間にすることを柱にした労働環境改革基本計画を策定するなど、働き方改革を進めています。

高橋まつりさんの母 幸美さんの手記


高橋まつりさんの母・幸美さんは、まつりさんが中学生の時に離婚。以来、まつりさんを女手ひとつで育ててきました。
まつりさんは、そんな母に「楽をさせてあげたい」と勉学に打ち込み、見事、東京大学に合格を果たしました。

卒業後は広告会社大手の電通に入社。誰の目にも順風満帆な人生を歩んでいるように見えていました。

しかし、2015年12月25日の朝。まつりさんの最後のメールが幸美さんに届きます。

「大好きで、大切なお母さん。さようなら、ありがとう、人生も仕事も全てがつらいです。自分を責めないでね、最高のお母さんだから」

幸美さんがまつりさんの初めての命日に、手記を公表しています。

「まつりの命日を迎えました。去年の12月25日クリスマス・イルミネーションできらきらしている東京の街を走って、警察署へ向かいました。嘘であってほしいと思いながら・・・。前日までは大好きな娘が暮らしている、大好きな東京でした。あの日から私の時は止まり、未来も希望も失われてしまいました。息をするのも苦しい毎日でした。朝目覚めたら全て夢であってほしいと、いまも思い続けています。

まつりは、あの日どんなに辛かったか。人生の最後の数か月がどんなに苦しかったか。まつりはずっと頑張ってきました。就職活動のエントリーシートの自己PRの欄に、「逆境に対するストレスに強い」と書いていました。自分が困難な境遇にあっても絶望せずあきらめないで生きてきたからです。

10歳の時に中学受験をすることを自分で決めた時から、夢に向かって努力し続けてきました。凡才の私には娘を手助けできることは少なく、周囲の沢山の人が娘を応援してくれました。娘は、地域格差・教育格差・所得格差に時にはくじけそうになりながらも努力を続け、大学を卒業し就職しました。

電通に入ってからも、期待に応えようと手を抜くことなく仕事を続けたのだと思います。その結果、正常な判断ができないほどに追い詰められたのでしょう。あの時私が会社を辞めるようにもっと強く言えば良かった。母親なのにどうして娘を助けられなかったのか。後悔しかありません。

私の本当の望みは娘が生きていてくれることです。まつりの死によって、世の中が大きく動いています。まつりの死が、日本の働き方を変えることに影響を与えているとしたら、まつりの24年間の生涯が日本を揺るがしたとしたら、それは、まつり自身の力かもしれないと思います。でも、まつりは、生きて社会に貢献できることを目指していたのです。そう思うと悲しくて悔しくてなりません。

人は、自分や家族の幸せのために、働いているのだと思います。仕事のために不幸になったり、命を落とすことはあってはなりません。まつりは、毎晩遅くまで皆が働いている職場の異常さを指して、「会社の深夜の仕事が、東京の夜景をつくっている」と話していました。

まつりの死は長時間労働が原因であると認定された後になって、会社は、夜10時以降消灯をしているとのことですが、決して見せかけではなく、本当の改革、労働環境の改革を実行してもらいたいと思います。形のうえで制度をつくっても、人間の心が変わらなければ改革は実行できません。

会社の役員や管理職の方々は、まつりの死に対して、心から反省をして、二度と犠牲者が出ないよう、決意していただきたいと思います。そして社員全ての人が、伝統を重んじることに囚われることなく、改善に向かって欲しいと思います。日本の働く人全ての人の意識が変わって欲しいと思います。」
引用:NHKニュース 「高橋幸美さんの手記」より



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まとめ


この事件が起きた当時、私はすでにブラック企業を退職しており、あのままブラック企業に在職していたら私ももしかしたら…とこの事件を他人事に感じることができなかったことを覚えています。

実際に、私自身もブラック企業に精神的に追い詰められていた時は、命を絶つことを考えたことがあります。

私の場合は、家族の存在が決断を思いとどまらせてくれましたが…。

電通過労自殺問題の被害者である高橋まつりさんについて、ネット上では同情的な意見とともに批判的な見方も出ているようです。

私も高橋まつりさんのtwitterを一部拝見しましたが、ブラック企業に心身ともに痛めつけられている状態ならば、あの程度の発言は充分理解できる範囲内です。

同じくブラック企業に身も心も蝕まれてしまった経験のあるものとして、高橋まつりさんの心中は察するに余りあります。

諸悪の根源は社会悪であるブラック企業であって、断じて被害にあった人間ではありません。

改めて高橋まつりさんのご冥福をお祈りするとともに、こうしたブラック企業による悲しい被害が世の中からなくなることを心から願うばかりです。

また、事件をきっかけにして、電通という企業が体質を根本から改善し、来る新時代の模範となる企業として成長してくれることを心より期待しています。

それでは今日はこの辺で。
柳 双葉でした。



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